涙雨
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2026'05.10 (Sun)

はじめに

はじめまして。ぴろろと申します。

こちら「花より男子」二次小説CPつかつくオンリーです。

趣味のサイトであり、出版社様・原作者様等とは一切関係ございません。原作のイメージを損なう恐れがありますので、閲覧の際は御気を付けください。

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00:41  |  はじめに  |  TB(0)  |  CM(3)  |  EDIT  |  Top↑

2019'02.06 (Wed)

メロンパンを一欠片16

走って走って走る。あんなに大勢の人が見ているんだもの。恥ずかしくない方がどうかしているわ。



メロンパンを一欠片 16話




ふと我にかえる。どこよここ。見回すも、九州の田舎から出てきたあたしには当然知らない地。二人で歩いていた大通りから一本中に入るとやや道幅が狭くなり、表通りとは違う薄暗い街の表情を見せる。


スマホでマップを見るも、無我夢中で適当な曲がり角を曲がってきた為、元いた場所が分からないし、司さんの連絡先も知らない。途方にくれて眉をハの字にしながらとぼとぼ歩く。そのてっぺんを真夏日の太陽がジリジリと焼き付けてきて、頭が沸騰しそうになる。


気分は幼い頃迷子になった時のような心細さである。


しばらく歩くといつの間にか淀んだ空から雨が降ってき始めた。慌てて斜め前にあるカフェへと飛び込む。




注文したアイスティーが手元にやってきた頃には、雨が地面を打ち付ける音がバチバチと冷房の効いた店内に響いていた。アイスティーを口に含むと段々頭が冷静になってきた。


司さん、怒っているだろうか。せっかく告白してくれたのに逃げ出してしまった。呆れているかもしれない。お付き合い初日から嫌われてしまったかもしれない。

でもやっぱり何十人も見物人がいる中でなんて恥ずかしい。叫んで逃げる方がもっと恥ずかしいとは考えないようにしよう。羞恥心で耐えきれなくなるから。



それにしても。司さんの告白に一瞬も迷いなく応えたのは自分として凄く予想外だった。優紀とお茶をした時は好きとかじゃないと否定していたのに、本人を目の前にするとスルリと口をついていた。


好きだと自覚した途端ますます好きになっていく。



火照る頬をやや氷が溶けてグラスに水滴がついたアイスティーで冷やす。



カフェの扉の音と共に店内が少し騒がしくなった。



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18:38  |  メロンパンを一欠片【休止中】  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2019'02.04 (Mon)

お待たせしました(日記)

私生きてます。お久しぶりです。
小説の更新は確認すると12/11が最後でしたのでほぼ2ヶ月ぶりです。

今日やっと卒論の要旨(A4で30ページ近くある卒論をA4で1枚に要約したもの)が片付いたので、ご機嫌さんで書きました。卒論本体は書いていないのに先に要旨を提出する謎です。

基本書いたその日にチェックして公開する派の人間なので、二次を書くのも2ヶ月ぶりで今まで書いていた内容さえも忘れる始末。

モチベーションを上げるために長編の新連載を書いてしまおうかと思いつつも、ただでさえ亀更新なのに新しいものに手を出すと中途半端になるので迷い中。

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19:24  |  日記  |  TB(0)  |  CM(2)  |  EDIT  |  Top↑

2019'02.04 (Mon)

メロンパンを一欠片15

「すまねぇ。秘書がうるせえから車ごと帰らせた。」
飄々と言って退ける司さんにギョッとして目をひん剥く。



メロンパンを一欠片15話




「待ってろ。車呼ぶから。」
そう言って電話をかけそうな右腕を制する。自分のポチャっとした腕とは異なる筋肉質な腕に触れた指先に血液が集まるのがわかる。
「呼ばなくていいよ。歩こう。ね?」


接した体温やふわりと香る香水、ぶつかる視線に小っ恥ずかしくなり、どちらからともなく赤面してしまう。



「お……おう。」
「それより!仕事は大丈夫?」
桜子達と別行動して以降、体半個分の間隔を開けて横に並び歩いていたが、私が腕を掴んだことがきっかけで距離が狭まり、遂に右手が捕まってしまった。


「ああ。大学からずっと休みなく働いてきたんだ。1日ぐらいサボってもバチはあたらねぇよ。」
司さんの張りのある声を聞きながらも、意識は繋がれた右手にあり、冷静であろうと必死で気持ちを落ち着けていた。


「大学から?そんなに長く?」
「ああ。宿命だ。仕方ねえよ。」
瞳に諦めの色を浮かべ、立ち止まる司さんの後ろ姿に胸がぎゅっと掴まれる。


さっきまで感じていたふわふわした気持ちとか、痛む胸とかを誤魔化すように、身体を伸ばして20センチ以上は確実に上にある生きているように畝った黒髪を混ぜっかえした。
「偉い偉い。」
「うおっ、馬鹿やめろ。」


真夏の光を取り込んで艶めく黒髪をかき混ぜていた右手を捕まえられ、至近距離で二人の視線が甘く絡まる。



「好きだ。」



たった3音を理解するのに何秒の時間を要したか。真実は分からないが、自分自身では何十秒とも何分とも感じられるほどの長さフリーズしていた。

正気を取り戻した脳に緊張感や戸惑いが一気に襲って来て、視線が所なさげに下を這い視界の端に感じる真正面の熱い視線と合わせることは到底不可能であった。


「一目惚れだった。付き合って欲しい。」


驚いて思わず視線が合うとボボッと体中赤面するのが分かる。
言葉から感じるストレートな強さは、綺麗な漆喰の双眼と一致している。それが尚更赤面する原因となった。



「はい。」
真摯な姿勢に触発されるように自然と答えていた。


その瞬間、歓声と拍手にハッとする。周りを見ると人、人、人人。

司さんのSPらしき屈強な人が周りを囲み、その周りを何重にもギャラリーが取り囲んでいる。冷やかすように口笛を鳴らす人もいる。あたしは歩道のど真ん中で大勢の人もいるのになんて事を。


「ギャァアアア」

羞恥心に耐えきれなくなったあたしは、東京に来るからとお洒落なヒールを履いていたことも頭から吹っ飛び、人の輪を抜けて路地へ逃げ込んだ。


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19:02  |  メロンパンを一欠片【休止中】  |  TB(0)  |  CM(4)  |  EDIT  |  Top↑

2019'01.09 (Wed)

あけましておめでとうございます

もはや正月ではないので明けましておめでとうございましたですね。いかがお過ごしでしょうか。

研究室が休みに入ってからと思って、三が日が過ぎてからと思い、延び延びで結局今日まで過ぎてしまいました。最近筆がのらずほとんどかけていません。クリスマスネタ(三連休に高熱で死んで書けずお蔵入り)、連載中の最終回まで、短編ネタ3つと脳内にネタは無駄にあるのに筆が進まず。

焼け木杭に火がつく(この言葉小学生の頃本気で焼けた松ぼっくりのことかと思っていました)かと日記だけとりあえず書いてみました。
こんな緩々な年明けですが、どうぞ今年も皆様よろしくお願いします。
13:38  |  日記  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑
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